企業文化と資本

長年、日本企業のM&Aや新規事業をみてきたが、どの企業も出自業界によって特徴がある。

製造業から始まった企業グループは、(他業種の)関連会社も含めて、質、「良いモノ」に対するこだわりが強い。
他方、流通業界からスタートした企業グループは、質より「安さ」「効率性」にこだわる。多くの企業の中で、未だに昭和の「流通革命」の概念が残っているように感じられる。

これら「企業文化」をはずしたM&Aや新規事業は大半が失敗に終わっている。
これは、20世紀に大きく成長した日本企業の限界だとも言える。
IT化、DXだと言われていても、日本企業の多くが変われない要因の一つであろう。

世界的には、製造業・流通業といった業界の垣根がITによって破壊されつつあるし、その動きは加速していくだろう。

日本企業も「情報通信」技術を軸に、令和時代・ポストコロナの市場変化をみて、ビジネスモデルを再構築しないと生き残れなくなる。

事業モデルの変革が必要な時期には、外部から経営者を招聘したり、思い切って若手を社長にすることも必要ではないか。
資本とは、単なるカネではなく、そのための手段でもある。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次の記事

三方よし